YNP初回 / 全ジャンル共通

視聴者理解ファースト ― 深いリサーチの型

どのジャンルでも通用する、井上さんが初回で全員に言うこと

対象:YNP初回パートナー読了:約12分土台:人を深く調べる
▼ このガイドを貫く一文

「AIで集めるな。自分の足でたどれ。数をこなすほど"目"が養われ、当たり勘がつく。」


このガイドの目的

結論はシンプルです。やることは特別でも難しくもありません。「人を喜ばせたいから、その人を徹底的に調べる」——それだけ。プレゼントを贈る前に相手を下調べするのと同じです。特別だと構えるからズレます。

このガイドを読むと、どのジャンル(スピ・占い・朗読・海外の反応…)でも通用する、深いリサーチの共通の型が手に入ります。

用語ミニガイド

視聴者理解
ジャンルでなく「どんな人が・何を信じ・何を好み・何を嫌うか」を具体的に知ること。リサーチの目的地。
主観と客観
自分がどう感じたか(主観)と、事実・数・コメントが言っていること(客観)。判断は必ず客観に寄せる。
目を養う/接触頻度
たくさん見て触れることで「良し悪しが分かる感覚」が身につくこと。ワインや料理の味が分かるのと同じ。
足跡をたどる
ユーザーが実際にやる検索・行動を、自分も同じようにやること。

1.リサーチ=人を深く知る(特別なことではない)

つまずき:特別なことだと構えて手が止まる

AIで集めるだけと、自分の足でたどるの対比
図1:AIで集めるだけか、自分の足でたどって"目"を養うか
▼ 判断基準(当たり前のことをやるだけ)

好きな人にプレゼントを贈るとき、あなたは相手をひたすら下調べするはずです。視聴者理解はそれと同じ。特別な技術ではなく、当たり前の姿勢です。

❌ 特別だと構える「深いリサーチって特別な方法があるはず」→ 手が止まる/めんどくさくなる
✅ 当たり前だと捉える「喜ばせたい人がいるから調べる」→ 自然に手が動く
▼ ポイント

「めんどくさいからやらない」領域の話ではありません。やって当たり前の最低限です。これをやらずに走らせるから、見切り発車になります。

2.YouTubeの外まで調べる

つまずき:YouTubeの中だけで完結してしまう

YouTubeの外への6つの探索先
図2:YouTubeの外まで ― 6つの探索先
▼ 判断基準

あなた自身、何か悩んだとき、YouTubeだけで完結しますか?——しませんよね。本を読み、神社に行き、お守りを買う。「YouTubeだけで調べてYouTubeだけで完結する」こと自体に違和感を持つべきです。

▼ ポイント

検索して出てこなくなったら、キーワードを変えてまた調べる。そのジャンルの"オタク"になるくらい掘ると、感覚が身についてきます。

3.高評価と低評価の"差分"を見る

つまずき:良いところしか見ていない

高評価と低評価の差分から良し/NGを知る図
図3:同じ本の★4.8と★4.2の差分=何を良しとし、何をNGとするか
▼ 判断基準(差分に答えがある)

世間が数字を出しているのではなく、「この人たちは何を"良し"とし、何を"NG"としているのか」を差分から知る。高評価=訴求点、低評価=地雷です。

▼ よくあるケース

好かれる発信者と、嫌われる(詐欺と言われる)発信者の両方を調べる。「なぜ嫌われるか」を知ると、避けるべき地雷が分かります。

4.ユーザーの足跡を、自分でたどる

つまずき:集めた情報を眺めているだけ

ユーザーの足跡をたどる縦型フロー
図4:ユーザーの足跡を自分で歩く=目が養われる
▼ よくあるケース(足跡をたどる)

ユーザーは「気になる言葉」で調べ、「有名な先生は誰か」を探し、「なぜ他と違うか」を調べ、サービスに行き着く。専門用語が出たら、そこでまた調べる。——この足跡を自分でたどると、ユーザーと同じ視点になり、"目"が養われます

5.量が"質"に変わる(接触頻度が当たり勘を作る)

つまずき:いきなり質を出そうとして詰まる

▼ 判断基準(量→質は時間の問題)

質はいきなり上がりません。でも量(リサーチ量・接触頻度)をこなせば、時間とともに必ず上がる。「できるか」でなく「するために量が要る」という話です。

▼ ポイント

「悩む時間」が一番もったいない。悩む代わりに上から順にしらみつぶし。それが近道です。

6.AIは作れる。でも"響くか"の判断は人間

つまずき:AIで作って「できた」と錯覚する

▼ 判断基準(判断するのは人間)

AIが書いた台本が、そのユーザーに"響く言葉"になっているか——これを判断できるのは、リサーチで自分を育てた人間だけ。「この専門用語、この文脈では使わないよね」という違和感に気づけるか。だからキャラもコンセプトも発明でなくリサーチから決まります

❌ AI任せAIで台本を作る → 伸びた → できてると錯覚(実は再現できない)
✅ 人間が判断リサーチで目を養う → 出力が"響くか"を判断・添削 → 再現できる

実践ワーク:共通リサーチ 7ステップ

つまずき:何から手を付ければいいか分からない

共通リサーチ7ステップの縦型フロー
図5:共通リサーチ 7ステップ ― どのジャンルでも通用する型
  1. ジャンルのキーワードで、YouTube+外部(本/ブログ/X)を横断して集める
  2. Amazon等で高評価と低評価を"両方"読み、差分(良し/NG)をメモする
  3. 気になる専門用語・名前が出たら、そこでさらに調べる(足跡をたどる)
  4. 集めた"好き/嫌い"を1行ずつ言語化して保存する(自分の考えも添える)
  5. 数をこなす(悩む前に、上から順にしらみつぶし)
  6. 好まれる人物像・言葉をまとめ、AIに渡してキャラ/台本の素にする
  7. AIの出力が"響く言葉"になっているかを、自分の目で判断・添削する
▼ 解答例

2:同じ本の★4.8と★4.2の差=「押し付けがましさ」が低評価の地雷、と分かる
3:知らない用語→有名な先生→ブログ→集まる層、と足跡をたどる
7:AI台本の1語を見て「この層はこの言い回しを使わない」と違和感を直す

▼ 時短のコツ

集めた"好き/嫌い/専門用語"をメモに蓄積してAIに読み込ませる。文字起こしをAIに入れてナレッジ化・壁打ちに使うのも有効です。


まとめ ― 今日からの一歩

  1. リサーチは特別でなく当たり前(プレゼントの下調べと同じ)。
  2. YouTubeの外(本・ブログ・X・コメント)まで調べる。
  3. 高評価と低評価の差分で、良し/NGを知る。
  4. ユーザーの足跡を自分でたどり、量をこなして目を養う。
  5. AIは作れるが、"響くか"を判断するのは人間。キャラはリサーチから。
▼ 貫く一文(もう一度)

「AIで集めるな。自分の足でたどれ。数をこなすほど"目"が養われ、当たり勘がつく。」

今日の一歩

あなたのジャンルの本を1冊、Amazonで開き、高評価と低評価を5件ずつ読む。「何が良しとされ、何がNGか」を1行ずつメモする。——それが、AIに勝たせる"人間の目"の第一歩です。